(1)なぜ119番?

大正6年4月1日から『出火通報装置』として強制化されました。火事と告げれば直ちに電話交換手が、消防署へつないでいました。
電話が自動化された大正15年1月、火災通報は『112』番号が付与され、昭和2年から現在の『119番』になりました。
昭和になって急激に増えてきた自動車と、それに伴う交通事故が頻繁にあったため昭和11年から『119番』に交通事故などで救急車の出動も、要請できるようになりました。

●11月9日は119番の日

昭和62年には住民と消防との意思疎通・交互交流の場として11月9日を「119番の日」として設けられました。
皆様と消防がつながっている象徴として、ダイヤルナンバ-にちなんだものですが、いざというときのため今一度確認してください。
消火活動や救急救助活動は、1分1秒を争う時間との勝負です。もし慌てて、場所等を正しく伝えられなければ、現場への到着が遅れてしまい、被害が拡大し大惨事となることや助かるはずの命が助からなくなる場合もあります。
災害は、いつどこで起こるかわかりません。
自宅が燃えていたり、家族がケガや急病をしたりすると気が動転して、落ちついて正確に119番通報が出来なくなることも案外多いものです。
事実、火事のときに自宅の住所が言えなかったり、急ぐあまり正確に言えなかった通報もたくさんあります。
慌てず、落ち着いて通報できるように、家の電話のそばに『住所・氏名・目標物』を書いたものを掲示しておくと良いでしょう。
消防署通信司令室で119番を受信しますと、正確を期すために「あなたのお名前」や「電話番号は?」や「何が燃えていますか」や「車の中には何人いますか?」等の質問をする場合がありますので、わかる範囲で伝えて下さい。

(2)消防車は、なぜ赤い?

それは、道路運送車両法(道路運送車両の保安基準)というきまりで「緊急自動車の車体の塗色は、消防自動車にあっては朱色(一般的にいう赤色)と決められています。

●なぜ赤色なのでしょう。

日本で最初の消防車は外国から輸入された赤色であり、以後も同じ色が使われています。消防車を見ると火事が連想され、火の用心を訴えられるからともいわれています。外国の消防車も赤が多いのですが、夜間でも目立つ黄色の消防車も少なくありません。

●救急車はなぜ白いのでしょう。

救急車の色は、法令上「その他の緊急自動車」に分類されています。
なぜ白に決まったかは、定かではありませんが、救急業務が開始された当時、外国から購入したものが白だったこと、白色が清潔なイメ-ジであることなどの理由によるのではないかといわれています。
また、側面に赤色の線が入っているのは、昭和11年に東京消防庁が6台の救急車の寄贈を受けた際、当時日本赤十字社が白塗りの救急車で救急業務を行っており、それと区別するためという説と、これは消防が行う業務であることから消防車の赤を入れたという説があります。


(3)消防署と消防団は、どこが違うの?

消防署の人たちは、火を消したり、けがをした人達を助けたりすることを本業(仕事)としています。消防団の人たちは、別に本業(仕事)を持っていて、火災などの災害時に出動します。


(4)煙は怖い・・・

煙と一口に言っても、身体に与える害は想像以上のものです。
血液中のヘモグロビンと結びついて中毒症状を起こし、意識を失って逃げられなくなったり、中毒死することがあります。
また、ススが発生するとパニック状態になり、ススを吸い込むことで呼吸困難を引き起します。
もちろん煙は高温の気体であり、吸い込めば気管、気道、肺などヤケドをし、呼吸困難になります。

●煙とは

煙や熱い空気は上方へ上がる性質をもっています。横に流れる速さの3~5倍の速さで上昇します。
煙突のようなエスカレ-タ-などは煙の通路となります。火災の発生した階に止まる危険が高く、避難時には使用しないでください。
出入口から吹き出し、天井に近いところを層をなして流れるという性質を持っています。

●煙の中では・・・

下のほうに良い空気が残っている可能性があるので、できるだけ低い姿勢で避難してください。木造の場合はより多くの空気の層ができます。
火災現場から避難するときは、戸は必ず閉めましょう。空気の流通を遮断し、拡大を緩やかにすることに有効です。
タオルやハンカチなどで鼻と口をふさぎ、直接煙をすいこまないようにしましょう。
乾いたタオルの場合折り重ねの枚数が多いほど煙の除去率が増えます。濡れタオルは、水溶性刺激物を吸収する利点はあっても、水が吸気抵抗となり、次第に息苦しくなるという難点もあります。