イメージ近年の人口減少、少子高齢化及び一人暮らし高齢者世帯の増加等により、家庭及び地域内における相互扶助機能が低下しており、安心して暮らし続けられる医療・福祉の充実が求められています。

尾花沢市中央診療所は昭和56年に設立され、市内で唯一の公立有床診療所として地域医療を担ってきました。国民健康保険法第82条の規定により設置された国民健康保険診療施設である尾花沢市中央診療所には、地域の医療・福祉の課題に対応し、地域包括ケアシステムの一翼を担いながら医療サービスを提供していく使命があります。

近年、地域の医療環境の変化等により尾花沢市中央診療所の診療収入は減少し、また、常任医師の確保など厳しい運営状況にあります。しかしながら、厳しい経営環境にあっても運営の効率化を図りつつ、診療体制の充実により市民の医療ニーズに応えられる持続可能な診療所を目指していかなければなりません。

これまで、尾花沢市中央診療所あり方検討委員会の開催、医療経営コンサルタントによる経営分析、市民アンケートの実施等により、これからの尾花沢市中央診療所のあり方について議論を深めてきました。

これまでの議論等を踏まえ、山形県地域医療構想に即し、北村山地域の基幹病院である北村山公立病院との連携を強化し、良質な医療サービスを持続的に提供できる診療所を目指すための指針となる「尾花沢市中央診療所将来ビジョン」を策定いたしました。

今後も、公的医療機関として地域医療の拠点であることを自覚し、患者さんの気持ちを尊重し、質の高い医療を提供しながら、市民に愛される医療機関を目指してまいります。

pdfファイル「尾花沢市中央診療所将来ビジョン」」はこちら