尾花沢の地域に伝わる、ちょっと変わったお祭り、風習を紹介します。

裸参り

この祭りは、戦後50年間途絶えていましたが、平成7年に復活されました。零下の夜、ふんどしと足袋、わらじ姿になった町内と市内外の若者が、雪の降りしきる中で勢いよく水を浴びると、集まった観客から盛んな声援が送られます。次々と冷水を浴び、松明や提灯をかざして六沢トンネルの上にある愛宕神社まで力強く登っていきます。参道は大雪に包まれ250段の石段も定かではありません。愛宕神社で町民の安全、受験の合格、一年の豊年を祈願。山から下りて来ると杵でもちをつき、松明でお斎灯に点火します。裸参拝が伝統行事として定着してきたことで、地区民間の絆がよりいっそう強まってきているようです。

裸参り

開催日

1月上旬

会場

三日町 愛宕神社

問合せ

常盤地区公民館 0237-28-2122

地蔵転がし

子どもたちがお地蔵さんを引きずりまわしながら各家庭を練り歩き福を呼びます。地蔵を手荒に扱うのは仏との親交ぶりを表し、無病息災や豊作の願いが込められています。嘉永年間に地区の菅野惣八という人が自作の木彫り地蔵を背負い、四国や秩父などを行脚したそうです。その地蔵を地蔵堂に奉ったことから祭りが始まったと伝えられています。子どもたちは二手に分かれ、縄でしばった地蔵を池や川につけては雪まみれにして家庭を回ります。玄関先に勢いよく地蔵を置き、たくさん雪が散らかるほど縁起が良いとされ、家の人は地蔵の頭をなでたり祈ったりします。

地蔵転がし

開催日

1月中旬

会場

北郷地蔵堂(北郷集落内)

問合せ

玉野地区公民館 0237-28-2111

 

尾花沢市商工観光課
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