今年も残すところ、あとひと月となりました。「今年の冬は、どれくらい積もるのかなぁ?」という雪にまつわる話題があいさつとしてよく聞かれます。多すぎる雪は困りますが、正調花笠音頭の歌詞に「雪をながむる尾花沢」とあるように、雪景色が美しく除雪作業にも「丁度よい雪」を期待したいと思います。
 さて、10月9日、レストラン徳良湖において「雪降り和牛尾花沢新商品発表試食会」そして、イタリア料理の巨匠、アル・ケッチャーノ奥田政行オーナーシェフの「雪降り和牛尾花沢アンバサダー就任式」を行いました。雪降り和牛尾花沢は、生産者の皆さんの卓越した肥育技術と日々品質を追求する情熱により、芸術品のように大事に育てられている和牛です。今後は奥田シェフのお力をお借りして、日本のみならず世界に誇れる逸品として、おいしさを発信してまいります。
 また、尾花沢牛振興協議会としては、このブランドをたくさんの方々に知っていただくとともに消費の拡大を図り、生産者の所得アップなど、今後も持続可能な産地振興を目指してまいります。更に、その先の新事業や雇用の創出、関係人口の増加や移住・定住といった地域の未来へと繋がる好循環を生み出していきますので、よろしくお願い申し上げます。
 来年は午(うま)年です。古来より馬は、人々の暮らしを支え、遠くのまちをつなぎ、力強く前へ進む象徴とされてきました。本市も、前進の姿勢を大切にしながら、未来に向かって駆けていく一年にしたいと考えております。
 新しい年が、市民の皆さまにとって素晴らしい一年となりますよう祈念いたします。
(市報おばなざわ12月号掲載)