所信表明
先の尾花沢市長選挙において、第19代尾花沢市長に就任いたしました若林吾朗です。市政運営を担わせていただく責任の重さに、改めて身の引き締まる思いでございます。
それでは、令和8年9月定例会にあたり、今後4年間にわたる市政運営に対する所信の一端を申し上げたいと存じます。
私は、「おばなざわを100年先へ、つなぐ。」を旗印に、尾花沢を交流と挑戦、そして笑顔あふれるまちにしてまいりたいと考えております。尾花沢がこの先、輝き続けていくためには、今後どれだけ、尾花沢において、新たな挑戦を増やしていけるかが鍵であると考えております。そのためには、これまで以上に、市民同士の、市民と市外との、そして市民と行政との交流を増やし、そこから新たな取組の「種」が生まれるような仕組み作りが必要であると考えます。小さいお子さんからご高齢者まで、気軽に集い、交流し、楽しみ、新たな発想が生まれていくような場や仕掛けを、質・量ともに増やしてまいります。市民1人1人の挑戦を全力でサポートできる行政を目指すとともに、行政自身も新たな挑戦を行ってまいります。
尾花沢は、米やスイカを始めとする農産物、銀山温泉や徳良湖を始めとする景勝地など、あらゆる面において魅力的な資源にあふれたまちです。それらの資源が、価値として認識され、尾花沢全体として「稼ぐ」ことができるようになれば、今後も豊かな地域として100年先も輝き続けていく、そのように考えております。観光資源のブラッシュアップや農産資源のブランディングをはじめ、尾花沢全体としての「稼ぐ」力を、向上させてまいります。
雪深い中山間地である尾花沢で、安心して暮らしていただくための対策も極めて重要です。特に、除雪対策、空き家対策、鳥獣被害対策の3点については、行政として、予算・人員を注いでいかねばならない分野です。
除雪対策については、道路除雪においても、間口除雪においてもそれを担う人材が不足していることから、地域内外から人材を集めるための仕組みを構築してまいります。
空き家対策については、近隣住民に悪影響を与えるような危険な空き家は速やかに撤去し、居住可能な空き家はスムーズに流通に乗せられるようにするなど、空き家を含めた尾花沢の不動産全般を扱う組織的体制を整え、空き家対策を一層進めてまいります。
鳥獣被害対策につきましては、クマ対策をはじめ、市民の生命と財産を守るという行政の基本かつ最も重要な使命のもと、地元猟友会との議論を十分に重ねながら、速やかかつ適切に駆除を行えるよう、体制構築を進めてまいります。
また、近年、全国各地で多発している、あらゆる災害への事前の備えが重要であることは論を待ちません。尾花沢市としても、防災・減災のための取組や事前準備に、今後ともより一層力を入れて取り組んでまいります。
そして、今般、統合校の建設事業や、ごみ処理施設の建設事業といった大型事業が進むなどして、非常に厳しい財政状況となっている中で、持続可能な財政を構築していく観点からも、また、職員の負担を減らし、新たな挑戦に邁進できる環境作りの観点からも、既存事業の見直しを積極的に行ってまいります。そうして生まれた財源を基に、直接的に市民の皆さまに還元していくような施策も併せて行ってまいります。
これまで申し上げてきたこと全てに取り組むにあたっての前提として、行政は「クリーンで、公正」でなければなりません。これは私が、行政マンとしてかつて働いてきた中で、最も大事にしてきた信念であります。私は、説明できない行政はいたしません。説明できないことであれば、それは進めませんし、見直します。正しい行政であってこそ、市民の皆さまのご信頼を得られ、市民とともに進めていく行政が実現出来ると考えております。ここに、それを誓いたいと思います。
最後に、私がこれまで尾花沢にお世話になってきて感じている、尾花沢の一番の魅力であり個性は、尾花沢の皆さんの繋がりの強さであり、温かさであると思っています。今この場に私という人間がいるのは、まさにその温かさによるところだと考えております。この「おばねらしさ」を、より強く、そして未来へと繋げていく。それが、私に与えられた使命だと考えております。
私はまだ、34歳の若輩者であります。であるからこそ、若造らしく果敢に歩み、議員の皆さま、そして職員、そして市民の皆さまと一緒になって、すなわち「まじゃって」、尾花沢の未来を必ずや、切り開いてまいります。