寒さが一段と厳しくなってまいりました。風邪などひいていませんでしょうか?
 今年も残すところ、あとひと月となり、雪囲い等の冬支度や年賀状の準備など、何かと慌ただしい日々をお送りの事と存じます。毎年のことではありますがなかなか大変です。
「今年の冬は、どれくらい雪がつもるのかなぁ?」という雪にまつわる話題が、時節の挨拶としてよく聞かれます。昨冬は少雪で、日々の雪かきの苦労はほとんどありませんでしたが、7月上旬に新鶴子ダムの貯水率は60%を下まわり、農作業に大きな支障をきたす結果となりました。大雪でも困りますが、本市にとって丁度よい「ほどほどの雪」を期待したいと思います。
 さて、11月10日、サルナートを会場に尾花沢市青少年健全育成市民集会が開催されました。青少年は地域で守り育てていくこと、が満場一致で採択されました。
 その後の講演会では、講師にパフォーマーたつみ氏をお迎えし「夢は諦めない!~継続する大切さ~」と題した講話を拝聴させていただきました。本名、辺見竜二氏は、尾花沢市下原田の出身で、高校卒業後、仕事の傍ら独学で練習に励み、休日には大道芸人としての活動を続けておられます。特に、水晶玉を使ったコンタクトジャグリングやアニメーションダンスは、観衆を魅了する不思議さで子供たちからの人気も高いようです。 
 また、平成23年からは、大道芸で得られた投げ銭等を、尾花沢市の全保育施設に寄附をしていただいております。本当にありがとうございます。パフォーマーとして歩んでこられたなかで、壁にぶつかっても夢を諦めずに続けてこられたことは、尾花沢人としての粘り強さでもあり誇りを感じます。
 今後のさらなる活躍を祈念するとともに、先輩を手本に様々なことにチャレンジする青少年を私も全力で応援することを約束し、一年を締めくくりたいと思います。
 皆さん、よいお年をお迎えください。

(市報おばなざわ12月号掲載)