水痘(水ぼうそう)が増えてきています!ご注意下さい!!
2025年05月29日
水ぼうそうはウイルスが原因で、全身に分布する水ぶくれを主体とし、発疹と発熱を起こす病気です。
現在、山形県内において「水痘(水ぼうそう)」の患者数が増加しており、注意報レベルとなっています。通常、軽症に終わることが多い疾患ですが、抵抗力の弱い乳児や成人が感染した場合は重症化しやすいため、ご注意下さい。
○水ぼうそうとは
ウイルスによる感染症で、子どもに多く、9歳以下が90%を占めます。感染力が高く、
「空気感染(空気中に漂うウイルスを吸い込むことで感染)」
「飛沫感染(咳やくしゃみで飛び散ったウイルスが口や鼻に入る)」
「接触感染(皮膚の傷口や粘膜などから感染)」
でヒトからヒトへ感染します。水ぼうそうは、罹って出現した水疱(水ぶくれ)が痂皮化(かさぶた)するまで感染力を持っています。
○水ぼうそうの症状
2週間程度の潜伏期間の後、
*かゆみを伴う発疹が全身に出現(発疹の経過:発疹→水ぶくれ→かさぶた)
*37~38度程度の発熱
*倦怠感、食欲低下 など
○水ぼうそうの予防等
最も有効な予防策はワクチンの接種です。定期接種の対象(生後12か月から36か月に至るまでの方:2回接種)の方で、まだ接種が済んでいない方は早めに接種してください。
〈参考〉
・水痘や水痘ワクチンに関すること:厚生労働省ホームページ