わが国では、戦後における生活環境の改善や医学の進歩によって、今や平均寿命の水準は世界でも最上位の国となりました。

その一方で、近年、がんや循環器疾患などの生活習慣病の増加による医療費の増加、また、高齢化の進展による医療・介護にかかる費用負担の増大が深刻な問題となっており、病気を治すことや介護のための社会的負担を減らすことが重要であると考えられるようになっています。

したがって、今後は、長生きを目標とすることにとどまらず、より健康で自立して生活できる期間(健康寿命)を伸ばしていく方向で健康づくりに取り組んでいくことが求められます。そのためには、市民一人ひとりの主体的な健康づくりはもちろん、社会として個人の取組を支援していくことが不可欠です。

これまで、本市では、平成12年に国が示した「21世紀における国民健康づくり運動」の施行を受け、平成15年3月に「『健康おばね21』運動計画」を策定し、健康づくり運動を推進してきました。

これまでの施策を評価した上で、今後さらに発展させ、市民の健康づくりを推し進めるために、平成25年3月に新たな計画を策定しました。

本計画は、健康増進法に規定される市町村健康増進計画であり、「健康日本21(第2次)」に示された国の方針との整合性を図っています。

また、本計画の期間は平成25年度から平成36年度までの12年間とします。

 

pdfファイル健康おばね21(第2次)運動計画