市長コラム(9月)
2025年09月01日
連日、猛暑が続いた今夏。本市の7月の平均最高気温は31.9度と、昨年よりも3.5度高く、かつ、降水量の累計は8ミリと、気象庁のホームページにある昭和51年以降のデータでは一番雨が少ない7月だったようです。この高温・少雨は農産物にも影響を及ぼしており、今後農業者等への支援を実施していく考えです。
さて、7月24日に大阪中央卸売市場で、7月25日には東京大田市場で、尾花沢すいかのトップセールスを行ってまいりました。今年のスイカは例年以上に甘く、シャリ感も程よい状況であります。厳しい環境の中で、生産者の皆さんが丹精込めて育てたトップブランドの尾花沢すいかを、全国の皆様にしっかりとPRすることができ、大変うれしく思います。
また、7月22日に特定地域づくり事業協同組合が設立されました。本市では、高齢化や生産年齢人口の減少により、市内企業等における人手不足が慢性化している状態にあります。そのため、地域外から働き手を呼び込むとともに、地域内から働き手が流出していかないよう安定した雇用の受け皿となる組合を設立し、人手不足に悩む市内企業等に働き手を派遣することで、若者の定着と人手不足の解消を目指していくものです。今後、国や県の支援を受けて、本市の産業振興の一助となることを期待したいと思います。
夏といえば「おばなざわ花笠まつり」です。花笠踊り発祥の地「尾花沢」の本場笠まわしは迫力満点で、今年は56団体1,703名の踊り手が躍動感溢れる踊りを披露します。8月28日の花笠踊り大パレードが、大いに賑わいますことを祈念いたします。
(市報おばなざわ9月号掲載)