6月から7月にかけての梅雨前線に伴う記録的な豪雨は、九州から東北地方まで全国的に甚大な被害をもたらし、隣県秋田県でも人命が失われるなど大災害となりました。改めて、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災されました皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 さて、7月2日には、当市を会場に第72回山形県母子寡婦福祉大会が開催され、平山副知事をはじめ多くの来賓をお迎えし、約150名の会員の参加のもと盛会に終了しました。大会では、母子家庭や寡婦の一層の自立促進と、安心して仕事と子育てが両立できる社会を作っていくために、ひとり親家庭の現状と課題を共有し、福祉向上のために組織として果たす役割を確認しました。

 本市でも、支え手や受け手という関係を越えて、官・民、地域と多様な主体が参画し、人と人、人と資源が分野や世代を越えてつながることで、一人ひとりの暮らしと生きがいや、地域をともに作っていく社会、いわゆる地域共生社会の実現を目指してまいります。

 8月に入って、ここ尾花沢では災害をもたらした梅雨も明け、抜けるような青空のもと、夏休みを心待ちにしていた子どもたちのにぎやかな声が聞こえています。

 まもなくお盆がきます。お盆にはご先祖様の霊をお迎えし、生前のご恩に感謝申し上げたいと思います。また、27日、28日には「おばなざわ花笠まつり」が4年ぶりに開催されます。諏訪神社例大祭では囃子屋台や豊年踊りのまつり行列、花笠踊り大パレードでは2千名の踊り手による伝統の花笠踊りが盛大に開催されますよう期待しています。年に1度の祭りを、市民の皆さんと一緒に私も沿道で楽しみたいです。

 やっしょうまかしょ、シャンシャンシャン♪

(市報おばなざわ8月号掲載)