周辺の山々が赤く色づき、吹く風もすっかり冷たく感じる季節となりました。

 10月7日・8日は、尾花沢もっとまるだし未来まつりが開催されました。7日に行われた職業体験コーナーには、多くの小中学生の皆さんが来場され、将来の職業選択の参考に様々な体験をしていただいたものと、大変嬉しく感じています。また、会場でもひときわ目立っていたのが、未来の乗り物「自動運転車両」の試乗会でした。私も乗ってみましたが、音も静かで揺れも少なく、特に機敏に曲がれる機能は雪で狭くなった場所でも有効な武器になると感じました。世の中は人手不足、労働不足と叫ばれている状況ですので、素晴らしい解決手段の一つになりうるものと期待します。

 本市の秋といえば、新そばです!10月15日に徳良湖温泉花笠の湯において、新そばまつりが開催され、大勢の皆様に、この時期にしか味わえない原種最上早生を使った尾花沢そばを存分に堪能していただけたものと喜んでいます。ちょっと緑がかった色のそばは、生産者の方々が大切に守ってこられた原種をそば街道の店主の皆さんによって、挽きたて・打ちたて・ゆでたてで提供していただくことで味わえる賜物だと感謝しています。

 最後に、9月30日付の日本経済新聞1面の記事を紹介します。2022年度の個人住民税の課税対象所得が9年連続で増加しており、全国では山形県がトップであるとのこと。さらに、県内でも尾花沢市がバブル期を15%上回って伸びているという報道でした。その理由としては「尾花沢すいか」のブランド化の成功と、東北中央道の延伸による「道の駅ねまる」等の利用者数の増加があげられていました。冬は豪雪で厳しい尾花沢市ではありますが、先人の知恵や市民の皆さんの努力が見事に実を結んだものであり、私もうれしさのあまり声を出して喜んだ出来事でした。

(市報おばなざわ11月号掲載)