尾花沢の風景は、稲の穂が垂れた黄金色から、徐々に稲刈りが進んで稲株が広がりはじめる、夏から秋に衣替えしているような季節の移ろいを感じます。「暑さ寒さも彼岸まで」といわれ、実際、秋分の日を境に昼が短くなり、涼しくなっていくということのようですが、今年はそのように感じられていますでしょうか。

 さて、去る8月27日には、4年ぶりに諏訪神社例大祭が執り行われました。当日は晴天に恵まれて大勢の市民の皆さんと共に、安寧と五穀豊穣を祈願させていただきました。神輿や豊年踊り、囃子屋台、踊り屋台等の行列は、一日がかりで街中を練り歩きました。関係者の皆さんには改めて感謝申し上げたいと思います。

 翌日の28日には、1,700名の踊り手の皆様による花笠踊り大パレードが行われました。猛暑のなかでしたが笑顔で楽しそうに踊るダイナミックな笠回しは迫力満点で、観客は大いに魅了されたことでしょう。花笠踊り発祥の地、尾花沢を大々的にアピールしていただいたものと大変うれしく思っています。

 これからのイベントですが、10月7日、8日には「もっとまるだし未来まつり」が予定されています。今年も、職業体験コーナーが企画されているようです。小さいお子さん方には楽しく学んでもらい、将来は尾花沢市の企業に就職していただければと期待します。

 15日は「尾花沢そば」新そばまつりが徳良湖で開催されます。心地よい秋風に誘われてぜひ皆さんお出かけください。

(市報おばなざわ10月号掲載)