市長コラム(8月)
尾花沢市の今年の梅雨入りは6月23日でした。例年よりも10日以上遅くなったようです。冬の小雪によりダムの水量が心配されているため、本市では恵みの雨を期待していましたが、大雨による災害も全国的に発生しているようです。被害に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げます。
さて、温暖化による異常気象は、雨だけでなく高温による農作物への影響も出ており、山形県を代表する果樹、さくらんぼの収量が過去最低水準となっているようです。
尾花沢市は、日本一の夏スイカの産地です。生育状況が非常に心配されたところですが、7月17日には予定通り尾花沢すいか出発式が、JAみちのく村山東部すいか選果施設で行われました。自慢のスイカを全国の皆さんに届けられることを大変うれしく思うとともに、生産者の皆さんのご尽力に対し、あらためて敬意と感謝の意を表します。
7月11日には、「令和6年度尾花沢市青少年健全育成 市民会議総会」が開催されました。この市民会議は、昭和58年に設置され今年で41年目を迎える、青少年問題のもつ重要性にかんがみ、広く市民の総意を結集し、次代を担う子どもたちの健全な活動及び育成を図ることを目的としています。
人と人とが簡単に繋がるデジタル社会の中で、青少年が被害者となる痛ましい事件や事故が相次いで発生しています。尾花沢市の未来を担う子どもたちが心身ともに健やかに育ち、自立する心を育むことができる地域社会の実現は、全ての市民の願いでもあります。これを実現するためには、関係機関や団体はもちろん、家庭や学校、地域がそれぞれの役割を果たすことが重要であり、「大人が変われば子どもも変わる」県民運動をより強力に実践していく考えであります。
7月14日から大相撲名古屋場所が始まりました。本市ゆかりの力士、大関琴桜関は優秀な成績をもって、8月11日の尾花沢場所に凱旋されることを期待しています。 がんばれ、琴櫻関!
(市報おばなざわ8月号掲載)